2020年12月3日
日本弁理士会北陸会
会長 高島 敏郎
1. 日 時;2020年11月27日(金) 14:10~16:50
2. 場 所;ホテルビナリオKOMATSUセントレ
(石川県小松市日の出町4-93)
3.参加人数;66名
4.内 容
アフターコロナにおいて中小企業が生き残るには、オリジナル商品の開発と独自の販路開拓が一つの手段である。そこで、技術の専門家である弁理士とマーケティングの専門家である中小企業診断士とが連携し、金融機関も交えて今回のシンポジウムを開催した。本シンポジウムは絆プロジェクトの一環でもある。
シンポジウムは二部構成とし、第一部は3名の講師による基調講演とした。3名の講師は、いずれもオリジナル商品や技術を有する中小企業の経営者及びベンチャー立ち上げを目指す大学准教授である。それぞれ、中小企業診断士と連携して事業を展開している事業所、弁理士と連携して知財の観点から事業を展開している事業所、これから事業を開始するべく、専門家のアドバイスを期待している大学と立場が分かれた。
第二部は、第一部に引き続いて三名の講師も参加したパネルディスカッションで、話の内容に応じて適宜に会場の参加者にも話を振って発言をしてもらった。第一部及び第二部を通して中小企業の経営者に伝えたかったのは、ものづくりにおいては技術的視点からだけでなくマーケティング的視点からも考察が必要で、それぞれの専門家を上手に使うことで、金融機関からの融資も円滑となり、各種補助金も活用することで、独自路線の開拓が現実になることである。
このシンポジウムの契機に、中小企業診断士、弁理士、金融機関の連携が進み、中小企業の生き残りに貢献できることを期待する。
←前の記事へ | 次の記事へ→ |